常に二者択一を迫られる、ストレスだらけの日常。せめて大好きな「散歩」くらいは、途中で立ち止まり、振り返り、あえて小さな路地に迷いこみながら闊歩したい。 ゆっくりと自分の目線で眺めながら歩いてこそ、見えてくる何かがあるはず?!

2010年5月3日月曜日

◆神楽坂の憩い空間②「早大通り」


 地下鉄神楽坂駅から少し歩いた場所に、早稲田大学の正門へと続く「早大通り」があります。神楽坂周辺の狭い路地とは異なり、車線中央に植え込みスペースのある広い通りで、私もよく散歩に利用しているルートです。

 この通りの遊歩道には、なぜか動物や子どもの彫刻がいたるところに設置されています。特に、神楽坂よりの山吹町から外苑東通りまでの間には、干支の十二支を表現するモニュメントが据えられ、この区間の遊歩道の両側を往復すると、合わせて12匹の動物たちに会うことができます。

 しかし、なぜ十二支なのかという説明が一切なく(注意して見たけど案内板などには記述がない)、何度かここを散歩してはじめて「そうか!十二支ね」と気付くのです。しかも、外苑東通りから早大正門までの区間にも多数の彫刻があるのですが、こちらは子どもだったり動物だったりで、どうも私には統一性が感じられません。似たような彫刻群が、外苑東通りを境に混在しているという不思議な状況です。

 おそらく商店会が違ったりして、それぞれモチーフの異なるモニュメントを設置したのでしょうが、神楽坂から早大正門まで片側だけを散歩していくと、通りのモニュメントの意図がわかりにくく、しばらくは私の中で謎になっていたわけです。

 とはいえ、この早大通りは歩道も広く、散歩にはうってつけです。休日には一部の区間でクルマの乗り入れを禁止しているらしく、道路の真ん中で子どもが遊んだり、町内会の催しも行われている様子。多様な彫刻を楽しみながら散策できる通りです。

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