常に二者択一を迫られる、ストレスだらけの日常。せめて大好きな「散歩」くらいは、途中で立ち止まり、振り返り、あえて小さな路地に迷いこみながら闊歩したい。 ゆっくりと自分の目線で眺めながら歩いてこそ、見えてくる何かがあるはず?!

2010年4月27日火曜日

◆ほうじ茶の香りは、マタタビの魅力


 散歩の楽しみの一つに、街のいろいろな香りをかぎ分けながら歩くという、人には自慢できない趣味があります。それを私に教えてくれたのが、神楽坂のお茶屋さん「楽山」です。天気の良い日には、店の前に古めかしい煙突付きの煎り釜を持ち出し、そこでほうじ茶を煎ってくれます。

 その青白い煙のなんとも言えない、お茶の香ばしさがあたり一面に広がります。風向きによっては家を出た瞬間に、ほうじ茶の淡い香りを感じるときもあり、そんな日は一目散に「楽山」の店の前を目指します。もし、ほうじ茶の煙の近くでクンクン鼻を鳴らしながら、まさに「猫にマタタビ」状態で恍惚の薄目をしているオヤジがいれば、それが私です(笑)。

 それにしても、ハーブなどのアロマはいろいろな種類があるのに、お茶の香りというのはあまり聞きません。お香でも芳香剤でもいいのですが、「煎茶の香り」といった製品があれば、すぐにでも買い求めるのですが・・・。もし、そんな製品があればどなたか教えてください。

 最近では神楽坂がテレビや雑誌などで取り上げられることが多く、平日でも多くの人が訪れてくれるようになりました。同時に「楽山」のほうじ茶も売れているのでしょう。ほうじ茶を煎る回数がかなり多くなってきたように思えます。私と同じ匂いフェチの方、神楽坂の昼間の散歩は、晴れた天気の良い日がオススメです。

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