常に二者択一を迫られる、ストレスだらけの日常。せめて大好きな「散歩」くらいは、途中で立ち止まり、振り返り、あえて小さな路地に迷いこみながら闊歩したい。 ゆっくりと自分の目線で眺めながら歩いてこそ、見えてくる何かがあるはず?!

2010年4月12日月曜日

◆ヒトは一生でどのくらいの距離を歩けるか?


 先週末、暖かい陽気に誘われて、江ノ島散策に出かけました。JR藤沢駅から歩いて江ノ島に向かいながら、ヒトは一生の間にトータルでどのくらいの距離を歩くことができるのか? という疑問が浮かんできました。
 産業革命以前のクルマも列車もない時代、馬などの乗り物があったにせよ、ヒトは現代人よりも長い距離を歩いたことでしょう。例えば、1日平均8kmを自分の足で移動したとして、1年間に2920km。これを14年続けると40,880km、つまり地球を一周できます。もちろん「誰が一生で何km歩いた」という記録はありません。一説には20万km(地球から月までの約半分)くらい移動できるという試算もありますが、その前に足腰にガタがきてしまうような気もします。
 これは以前、上野動物園の園長を務めておられた増田光子さんにうかがった話ですが、そもそも大半の野生動物の寿命は歯に依存するそうです。歯の何割かが虫歯やケガで欠損すると、摂食に支障をきたし、身体が弱って寿命を迎えます。
 幸いにもヒトには入れ歯などがあり、医療の進歩で寿命は昔と比べてかなり延びています。そのぶん長く歩き続けられるわけですが、ヒトの足腰はどのくらい歩くとパーツとしての寿命を迎えるのでしょうか? やはり軟骨が磨り減ったり、骨が変形したりして、満足に歩けなる時が来るのでしょう。そうなる前にせいぜい散歩を楽しみ、月を近くで眺める距離まで行きたいものです(近眼なもので・・・笑)。
 そんな馬鹿なことを考えながら、江ノ島駅付近で険しい斜面で必死に建つ山寺のような家(たぶん普通の家だと思う)を見かけました。趣があって希少価値のお住まいだと思います。


 江ノ島では、岩屋も含めて島の裏側まで散策しましたが、やはり人は多かった。意味のない有料のエスカレーターは利用せず、江島神社の右側の小道を行くのがオススメです。
【今日の散歩】
JR藤沢駅→江ノ島→江ノ島駅(約5km)

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